TOKYO
浅草寺と仲見世通り
茶道体験と屋形船
江戸の風情が息づく浅草寺の雷門をくぐれば、時空を超えた旅が始まる。朱色の灯籠が揺れる仲見世通りでは、人形焼きの甘さが古き良き下町の記憶を呼び覚ます。茶室にて抹茶を点てる一瞬、侘び寂びの心に触れ、隅田川をゆく屋形船では、煌めく東京タワーの下で、伝統と現代が交わる夜の粋を味わう。ここは、東京の魂が脈打つ場所——懐かしさと革新が織りなす、一期一会の物語。
TOKYO
東京の懐かしさと
文化を巡る旅
提灯の灯りが照らす料亭からは三味線の音色が漏れ聞こえます。かつて芸妓が舞った街角は、今も「東京の小京都」と呼ばれ、時折見かける着物姿が時代の断片を映し出しています。ここは、都会の喧騒を忘れ、神々と対話する静寂の庭——歴史が息づく空間で、手を合わせれば祈りが風に乗ってゆきます。職人が握る鮨、土鍋で炊かれた炊き込みご飯、庭から摘まれた山菜の天ぷら……神楽坂の路地、根津の杜、そして誰も知らない食卓——この旅は、東京が秘めた「もう一つの顔」を探し、懐かしさと新たな発見で心を満たします。
“Time” to discover a new self,focusing on the current.
KARUIZAWA
軽井沢で自然と
芸術に触れる旅
軽井沢は、夏の涼風が葉ずれを奏でる「芸術の森」。白樺林に囲まれた小道を歩けば、アートギャラリーのガラス越しに光る彫刻が、自然と人間の対話を映し出す。旧三笠ホテルの廃墟は、時の流れを静かに語り、ピアノの名手が愛した別荘地では、木漏れ日が音色に変わる。高原の空気に溶けるクラシック音楽祭、教会のステンドグラスに差す光——ここは、自然がキャンバスとなり、芸術が呼吸する聖域。
FUJIYAMA
富士山と箱根
温泉の旅
神々の山と地の恵みの邂逅。富士山の稜線が朝霧に浮かぶ時、その神々しさは言葉を奪う。箱根の山道を登れば、噴煙ゆらぐ大涌谷が地の鼓動を伝え、芦ノ湖に映る逆さ富士は、天と地の境界を曖昧にする。温泉郷に身を沈めれば、硫黄の香りと共に、千年の時が肌を撫でる。火山が生んだ荒々しい景観と、湯けむりに包まれた癒し——この旅は、自然の威厳と優しさが交差する、日本らしさの極致。
KAMAKURA
鎌倉古都巡り
歴史が薫る街への旅
鎌倉の路地を歩けば、鎌倉幕府の足音が潮風に乗ってくる。高徳院の大仏は、800年の時を超え、穏やかに人々を見守る。鶴岡八幡宮の参道では、舞姫の衣擦れが歴史の奥行きを感じさせ、由比ヶ浜の波は、源平の夢を洗い流す。苔むした石段の先には、禅寺の枯山水が「無」の美を説く——ここは、武士の魂と仏の慈悲が共存し、過去が現在に息づく古都。静寂の中に、歴史の芳香が立ち上る。
新しい伝統はここから始まる